息子の熱が38度−39度の間を行ったり来たりとなかなか下がらず入院2日目となりました。
私は病室でお客様にメールを返信したり、運転手への指示書を作ったりと、まあいつもと変わらない感じです。
仕事が終わると本当に何もする事がない病室。
そんな時はバイクを買ったら最初のプチツーリングはどこにしようかな〜、なんて相変わらずの想像をしつつグーグルマップを覗き込むのです。
新車のバイクは「慣らし運転」というものが必要らしく、最初の数百キロはエンジンの回転数を3000まで、その次の数百キロは4000までなどと、徐々にエンジンの性能を限界まで開放していくような感じです。
しかし平坦な道ではあまりギアの変化も無く、一定のスピードで走ってしまうのであまりお勧めでは無いとの事。
できれば軽い勾配がある道が良いそうですが、タイではバンコクを出ると基本直線の一本道が永遠と続く事が多いので、どこにしようかなと考えています。
そして慣らし運転は1000キロ程で終わる為、1日で終わらせるとすれば片道最高でも500キロ。
購入して数日は近所を走ると思うので、片道350キロ程度の場所。
現時点ではカンチャナブリー県の端、ミャンマーとの国境にある「サンクラブリー郡」が第一候補でしょうか。
実はここは思い出の場所なのです。
以前カワサキのバイクで一人で行ったのですが、ホテルの前に到着した途端にエンジンが止まってしまい。
すぐにバンコクでのレッカー車を探して手配しました。
しかしトラックが到着したのは翌日の夜18時ごろ。
運転手も早い時間にバンコクを出たそうなのですが、あまりの山道に想像以上に時間がかかったそうで。
夜に運転するのは危険すぎる!と言っていましたがどうする事も出来ず渋々バンコクに向かいましたが、トラックのパワーが無さ過ぎ、そして電気も無い細い山道の為、坂道では小走りの方が早いのでは?と思うようなスピードしか出ず、バンコクに到着したのは深夜3時過ぎでした。
そんな苦い思い出のサンクラブリーですが、景色は大変綺麗な場所です。
この写真では見えませんが、湖の上に浮かぶ集落があったり。
夕方の景色も最高。
そしてこ一つの思い出は、日本から遊びに来た母を連れて車で旅行に来た場所でもあるのです。
タイで一番古いモン族の村につながる木造の橋。 大雨の後にこの橋が破損して渡れなくなったニュース、タイ在住の方なら記憶にあるかもしれません。
写真左に見える小さな橋は洪水の時に破損したこの橋の代わりに臨時で作った竹の橋。
今でも残されております。
夕方になると更に幻想的に。
サンクラブリーの湖。
この湖の下には昔ダム建設で湖の下に沈んでしまった村があるのです。
そして乾期には沈んだお寺が姿を表します。
お寺は何箇所かあり、場所によっては上の写真のように歩いて中に入る事ができます。
昔は小さな村の中で毎日のように参拝者が訪れるお寺だったのでしょうか。
見た事の無い昔を想像しながら見学をしていました。
そして現在外国人は入国不可となっている、近くにあるミャンマーの国境からタイ人奥様と子供がいるという事で頼み込んで特別に入国させて貰えました。
もちろんパスポートも所持しておらず、タイで取得した免許書だけでの身元確認。
完全に不法侵入でしょうか。
1時間〜2時間ほどのツアー。
国境を渡っただけで一気に雰囲気が変わりますね。
田舎に来た感じ。
市場にも立ち寄りました。
この線香の煙に包まれた肉は?
鹿でした!
ハエ避けの為の線香でしょうか。
生々しい。
そして安い黒ビールを1ダース程買ってバンコクに戻りました。
まだまだ写真がありますが、また次の機会に。。。
本当はまだ行った事無い場所に行きたいのですが、バイクでリベンジをしてみましょう!
(まだバイクは買っていないので、完全に想像の世界ですが)