2025.06.23

片思い、下痢、パンチパーマ

前回の旅では、大学の夏休みにバックパックを背負ってタイへ渡った私が、現地での自由な出会いや、忘れられない初恋について綴りました。
👉 まだ読んでいない方は、こちらからどうぞ:汗とビールと手紙と 🔗

🚀大きな決断

大学時代、「もう一度タイに行きたい」「彼女に会いたい」。
そんな想いだけで、私はひとつの大きな決断をした。

フランス文学を専攻していたにもかかわらず、1年の休学&留学。

行き先はまさかのタイ。
今思えば、まるで一貫性のない話だったし、よくもまあ両親が許してくれたものだと思う(今から思えば感謝しかない)


💌 片思いの彼女に、再会と告白

タイに到着して最初に向かったのは、かつて文通していた、想いを寄せていた彼女のもとだった。
手紙のやりとりを通じて育った感情は、私の中で完全に「運命」に昇華していた。

「この1年、あなたのそばにいるために来た。私たち、付き合おう」

心の奥にしまっていた言葉をようやく伝えると、彼女は少し笑って、あっさりと言った。

「私たち、友達だよ? 今までも、これからも」

思考が止まった。
だって、手紙には毎回 “I miss you” と書いてあったじゃないか。

「英語では、友達にも言うのが普通でしょ?」

私の1年間の想いは、たった一言で消えた。
膝から崩れ落ちそうになるという表現が、こんなにも現実味を持つとは思わなかった。


🌞 それでも、ここはタイ。1年もある。

よく考えれば、手をつないだことすらなかった。
一方的な恋だったと今なら笑える。

だがそのときの私は、真剣だった。
しかし、いつまでも凹んでいるわけにはいかない。

ここはタイ、時間は1年ある。

エカマイ地区で安いアパートを見つけ、語学学校にも通い始め、新しい生活をスタートさせた。


📘 語学学校より濃かった「放課後」

語学学校では基礎からタイ語を学び、放課後はすぐ近くの飲み屋へ。
週末にはカオサン通りへ繰り出し、知らない外国人たちと夜が明けるまで飲み語り踊った。

学んだのは語学以上の“生活そのもの”だった。


💥 忘れられない、ある朝の悲劇

ある朝、誰よりも早く語学学校に到着し、ベランダでぼんやり景色を眺めていた。
すると突然、足首に何か冷たいものが流れ落ちる感覚。

……ん?何だ?

と足を上げた瞬間、私は衝撃を受けた。
それは、自分の下痢だった。

信じられないかもしれないが、本当に予兆も何もなかったのだ。


🏃 匂いと焦りと逃走劇

すぐさまトイレに駆け込み、必死でパンツとズボンを洗う。
だが匂いは消えず、焦りだけが増していく。

「このままでは、他の生徒が来てしまう」

私は何とか理由をつけて教室を抜け出し、
バスには乗れず、バイクタクシーで部屋まで直行した。


💇‍♂️ パーマが導いた、最後の転機

下痢事件

幸い、それは週末だった。

気分転換がしたかった。
思い切って、生まれて初めてのパーマに挑戦した。

目指していたのは、ラフでお洒落な外国人風スタイル。
どこかに、以前フランスで見かけた洒落たガイのイメージが残っていた。

初めて入るタイの美容院。椅子に座り、パーマのイメージを伝えようとした、その瞬間。

「オーケーオーケー!」

いや、まだ言い終わってないんだけど?
これ、タイあるあるかもしれないが、タイ人って、こちらが説明し終える前に“オーケーオーケー”って言う。

その“オーケー”にどれだけの「理解」が含まれていたのか、今でも謎だ。

そして――
仕上がった髪型は、まさかの昭和のヤクザ風パンチパーマ。

鏡を見た瞬間、何かが完全に折れた。
もうダメだ。
私は、それをきっかけに語学学校へ足が向かなくなった。
お父さん、お母さん秘密にしていてごめん。


🎭 タイ語学校では学べないことだらけだった

それからの私は、夜になるとカオサン通りに入り浸り、
酔っ払って喧嘩をしたり、恋をして騙されたり、失恋して大泣きしたり……

語学学校では絶対に教えてくれないような、人生の深い部分を味わい始めていた。

日常に混じる非日常。
笑って、泣いて、失敗して、目まぐるしく過ぎる毎日。
そんな時間の中で、期限の1年が終わろうとしていた。


🛫 帰国か、もう一歩タイで踏み出すか

でも、まだ帰りたくなかった。
日本には帰りたくなかったんです。

――だけど、仕送り(恥ずかしながら毎月送金して貰ってました)が限界。

当時の私は今とは違い、若く、細く、そして愛想もよかった。
はっきり言って、モテていた。

そのとき付き合っていたタイ人の彼女にこう言われた。

「モデルとか芸能人になればお金も入るし、ずっとタイにいられるじゃん!」

今なら笑い話だが、その一言に乗せられて、
CM撮影のオーディションに応募することになった。

 

→ まだまだ続きます。

 


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