前回の記事では、フランス旅行でフランスにすっかり心を奪われた私が、フランス語学科に入学し、さらには夏休みにタイ旅行へ行くことになった――そんなお話を綴りました。
今回はその続き。タイ旅行で待っていた、ちょっと不思議で忘れられない体験についてお話しします。
☀️ 大学の夏、タイがすべてを塗り替えた
大学の夏休み、フランス文学を専攻していた私と、メキシコ文化を学んでいた友人。
文化系のふたりがバックパックを背負って向かったのは――タイ。
最初のきっかけは単純だった。
「せっかくならヨーロッパじゃなく、もっと違う世界を見てみたい」
そんな軽いノリで行き先を決めた。
でもその旅は、予想以上に濃く、そして人生に残るものとなった。
🌏 タイでの旅は、フランスとはまるで違った。
フランスでは、街の美しさには惹かれたけれど、人との距離はなかなか縮まらなかった。
観光客として接されるだけで、現地で自然な友達ができることはほとんどなかった。
けれどタイでは、出会いは驚くほどスムーズだった。
🏠 私たちは当時“バックパッカーの聖地”と呼ばれていたカオサン通りにある、
クーラーも窓もない激安宿に泊まった。
共有スペースでは、裸足や上半身裸の旅人たちが思い思いにくつろいでいて、
気づけば隣に座った人と自然に会話が始まる。
「あそこの屋台は他より10バーツ安いらしい」
そんな噂を聞けば、すぐに歩いて食べに行った。
🍻 安いビールを片手に汗をかきながら、
初対面の旅人たちと朝まで語り合った。
🚌 バンコクを拠点に、ローカルバスや列車であちこちへ。
北部の山間の町、南部の島や海。
どこも雑多で、自由で、生きている感じがした。
ある南部の安宿では、夜に管理人に呼び出され、
壁に仕掛けられた覗き穴を見せられたこともある。
おかまちゃんに追いかけられたり、
可愛い子に声をかけてみたり。
軽はずみなこともたくさんしたけれど、
それもまた若さの旅だった。
「同じアジアだからなのかもしれない」
そう思うほど、タイの空気は私にしっくりきた。
フランスのような洗練された世界ではなく、もっと泥くさくて、でも懐の深い場所。
無理に背伸びしなくても、自分のままでいられる心地よさがあった。
🧠 夏休みが終わる頃には、フランスのことなんてすっかり頭から消えていた。
心の中も、頭の中も、タイ・タイ・タイ。
それしかなかった。
💘 そして実は――この旅の途中、とあるレストランで出会ったタイ人の女子学生に恋をした。
一緒に過ごせた時間はほんのわずかだったけれど、
彼女の笑顔や声は、なぜか心に深く残った。
帰国後、私たちは文通を始めることになった。
タイ語はできず、英語もお互いたどたどしかった。
でも、それでも想いを伝えたくて、
辞書を片手に一文字ずつ言葉を探しながら、何通も手紙を書いた。
その手紙の最後には、決まってこう書いてあった。
“I miss you.”
そして、それに彼女も同じ言葉で応えてくれた。
→ 続く
(小説っぽくなってしまっていますね でもまだまだ続きます)
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