2025.06.11

汗とビールと手紙と

前回の記事では、フランス旅行でフランスにすっかり心を奪われた私が、フランス語学科に入学し、さらには夏休みにタイ旅行へ行くことになった――そんなお話を綴りました。

📎 夢もなかった、私の10代

今回はその続き。タイ旅行で待っていた、ちょっと不思議で忘れられない体験についてお話しします。

☀️ 大学の夏、タイがすべてを塗り替えた

大学の夏休み、フランス文学を専攻していた私と、メキシコ文化を学んでいた友人。

文化系のふたりがバックパックを背負って向かったのは――タイ。


最初のきっかけは単純だった。

「せっかくならヨーロッパじゃなく、もっと違う世界を見てみたい」

そんな軽いノリで行き先を決めた。

でもその旅は、予想以上に濃く、そして人生に残るものとなった。


🌏 タイでの旅は、フランスとはまるで違った。

フランスでは、街の美しさには惹かれたけれど、人との距離はなかなか縮まらなかった。

観光客として接されるだけで、現地で自然な友達ができることはほとんどなかった。

けれどタイでは、出会いは驚くほどスムーズだった。


🏠 私たちは当時“バックパッカーの聖地”と呼ばれていたカオサン通りにある、

クーラーも窓もない激安宿に泊まった。

共有スペースでは、裸足や上半身裸の旅人たちが思い思いにくつろいでいて、

気づけば隣に座った人と自然に会話が始まる。

「あそこの屋台は他より10バーツ安いらしい」

そんな噂を聞けば、すぐに歩いて食べに行った。

🍻 安いビールを片手に汗をかきながら、

初対面の旅人たちと朝まで語り合った。


🚌 バンコクを拠点に、ローカルバスや列車であちこちへ。

北部の山間の町、南部の島や海。

どこも雑多で、自由で、生きている感じがした。

ある南部の安宿では、夜に管理人に呼び出され、

壁に仕掛けられた覗き穴を見せられたこともある。

おかまちゃんに追いかけられたり、

可愛い子に声をかけてみたり。

軽はずみなこともたくさんしたけれど、

それもまた若さの旅だった。


「同じアジアだからなのかもしれない」

そう思うほど、タイの空気は私にしっくりきた。

フランスのような洗練された世界ではなく、もっと泥くさくて、でも懐の深い場所。

無理に背伸びしなくても、自分のままでいられる心地よさがあった。


🧠 夏休みが終わる頃には、フランスのことなんてすっかり頭から消えていた。

心の中も、頭の中も、タイ・タイ・タイ。

それしかなかった。


💘 そして実は――この旅の途中、とあるレストランで出会ったタイ人の女子学生に恋をした。

一緒に過ごせた時間はほんのわずかだったけれど、

彼女の笑顔や声は、なぜか心に深く残った。

帰国後、私たちは文通を始めることになった。

タイ語はできず、英語もお互いたどたどしかった。

でも、それでも想いを伝えたくて、

辞書を片手に一文字ずつ言葉を探しながら、何通も手紙を書いた。

その手紙の最後には、決まってこう書いてあった。

“I miss you.”

そして、それに彼女も同じ言葉で応えてくれた。


→ 続く

(小説っぽくなってしまっていますね でもまだまだ続きます)

 

 


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