私はタイに来た頃、受注オペレーターの仕事をしていた時期がありました。
一般的に言うコールセンターです。
タイのコールセンター? 誰でも出来る簡単な仕事? とよく思われている方がいらっしゃいます。
確かに昔は比較的簡単に採用されたと思います。 バックパッカー上がりで旅行気分の延長の方も多く目にしました。
しかし今では常識のある良質な人でなければ受かる事は難しいかも知れません。
私が過去にお世話になっていたオペレーター会社を立ち上げた方のインタビュー、もし興味があればご覧ください。
そんなオペレーター時代は毎日秒単位で管理される仕事が辛くて辛くて仕方がありませんでした。
「何か自分でしたい」 と毎日チャンスが目の前を通り過ぎるのを瞬きをせずに見ていた状態だったのです。
それから色んな人とのご縁や協力があり、運転手付きレンタカー会社を起業する事が出来ました。
コールセンター時代は月末はカオニアオ(タイのもち米)とタイの道端で売っている焼き鳥を数本食べるぐらいしか金銭的に余裕がありませんでしたが、今では焼き鳥にもう1品を追加する事も出来る様になりました。 (ちょっと大袈裟ですが。。)
まだまだ「成功」という言葉なんて恥かしくて言えない状態で、言えても「やっと人並みの生活が出来る様になった」でしょうか。
そんな人並みの生活が出来る様になったのはチャンスをくれた「タイ」という国のお蔭だと日々感じています。
少しでも恩返しが出来たら、とかなり前に途中で途切れてしまった事を再開する事にしたのが、1年ほど前の話。
それは「EDF」 (財団法人地域開発教育基金・The Education for Development Foundation)です。
※ クリックするとホームページに飛びます
小学校6年を修了後、学業成績に関係無く、経済的な貧しさを基準に選考された家庭の子に中学校進学を支援出来るのです。
支援! 高いんじゃないですか!? そんな余裕は。。。と思われた方。
1年たったの2000バーツ(約6700円)です。
月計算で約170バーツ(約580円)程度。
日割りにしたら1日約6バーツ!(約20円)。
これで一人の子が1年勉強出来ると思ったら安いと感じませんか?
そこで私は(少ないですが)2人を支援させて貰っています。
支援には色んな方法があると思います。
孤児院でボランティアをしたり、スラムに行き活動をしたり。
全て素晴らしい行動だと思います。
フェイスブックなどで活躍している方の行動を見て、私も一緒にしよう!と思った時期もありました。
でもよくよく考えたら、支援とは「太く短く」では無く「細く長く」続ける事が大切だと思ったのです。
一時的に熱くなって始めたとしても何年も継続して続ける事が出来ないければ意味が無いと思い、また、自分の今の生活スタイルや自由に使える時間などを考え、上記したEDFという基金の支援方法を選びました。
時間の無い私も自宅から支援が出来て、そして実際に子供から送られてくる手紙やステップアップしている姿が見えます。 会いたと思った場合会いに行く事だって出来きるのです。
先日は箱一杯にお菓子や勉強道具、冬服(支援している子が山岳地帯なので)を送りました。
学校で使う服などは、指定の物があったりサイズの関係があるので、お金を直接振り込みました。
※ 親が勝手に使わないように先生と生徒が同行で行かなければ使えない口座が用意されています。
物を買った後は領収書と写真が送られて来ました。
可愛いファンタちゃん。
ヤンチャそうなラン君。
領収書。
ラン君からの手紙。
ファンタちゃんからの手紙。
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人からこんな物を貰った事も無いので本当に嬉しい。
もっと頑張って勉強する! 電話が買えるようになったら電話もする!
お父さん(私の事)も体に気を付けて。
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のような内容です。
ここに内容を書いたのはこれを読んで少しでも興味を持たれた方が一人でも増え、横につながればと思ったからです。
一人の子の人生を変えてみたい、と思う方は以下のリンクから問い合わせをして下さい。
「EDF」 (財団法人地域開発教育基金・The Education for Development Foundation)
私もこの子達が大学に入れるまで支援出来る様に頑張って日々仕事をします。
※ 今クリスマスプレゼント募集していましたよ~!