📖 前回からの続き
前回の記事(長男が13歳になった日)では、誕生日に思ったことを綴りましたが、
今回は、なぜ私が「遠回りも悪くない」と心から伝えたいと思ったのか――その理由をお話ししたいと思います。
ここからは少し、私自身の過去の話になります。やや長くなるかもしれませんが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
🎒 中学・高校時代 ― 「どこにでもいる学生」だった私
中学・高校時代。私はいわゆる「どこにでもいる学生」だった。
5年近くバスケットボール部に熱を入れていた時期もあったが、部内で特定の部員に対するいじめのような雰囲気があり、それがどうしても許せなかった。そんな空気に馴染むこともできず、結局私は部を辞めてしまった。
そこで、当時のバンドブームに乗ってバンド活動を始めた。当時は派手なパートが人気だったが、私は地味なベース担当。自分の性格に合っていたからだが、「この道で生きていこう」なんて覚悟は一切なく、完全に趣味の域だった。
🇫🇷 心を奪われたフランスの風景
そんな私にとって大きな転機となったのは、何度か訪れたフランスだった。
親戚が移住したのは、かつてゴッホが亡くなったことで知られる、フランスの静かな田舎町。その町で画廊を営みながら暮らしていた。まるで時間が止まったかのような、穏やかでどこか夢の中のような場所。町の中心には、荘厳で幻想的な教会がぽつんと立ち、風に揺れる木々の音だけが静かに響いていた。
親戚の家は木に囲まれた温かみのある一軒家で、バスティーユという名前の猫が自由気ままに歩き回っていた。夕暮れになると、近所の人たちがふらりと集まり、ワインを飲みながら語り合い、夜更けまで笑い声が絶えない。
地下には古びたワイン倉庫があり、壁一面にはさまざまな絵画が飾られていた。画廊としても機能している家には、観光客や通りすがりの人がふと立ち寄り、静かに絵を眺めていく。そんな光景が、まるで映画のワンシーンのように心に焼きついた。
🌆 パリでのときめき
そして、電車で少し足を延ばせば、そこには憧れのパリがあった。
エッフェル塔や凱旋門といった象徴的な建物、颯爽と歩くパリジェンヌたち、カフェのテラスで小さなカップに注がれたエスプレッソを楽しむ人々。地下鉄のエスカレーターの速さにさえ、都会の洗練を感じて胸が高鳴った。
――そう、フランスのすべてが、私の心をときめかせた。「こんな場所で暮らしてみたい」――その思いだけで、私は大学でフランス文学を専攻することに決めた。
🎓 大学生になった私
ところが、大学生活が始まると、あのときの熱い思いはどこへやら。気づけば、日々はバイトと遊びに追われるようになっていた。
仲間と大型バイクで遠くまでツーリングに出かけたり、深夜までバイトに明け暮れたり。恋人に夢中になって、授業そっちのけで会いに行ったこともあったし、週末の飲み会では朝まで笑い転げることも珍しくなかった。
勉強は「単位が取れればいいや」という程度で、授業に出るのもどこか惰性だった。ただ卒業という目標だけがかろうじて自分を大学に繋ぎ止めていたような、そんな毎日だった。
✈️ 人生を変えたタイ旅行
そんな中、ふとしたきっかけで同じ大学の親友と訪れる事になったタイ旅行が、私の人生を大きく変えることになる。
→ 続く
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