今回宿泊のホテルは、1970年からあるアマリン ナコーン ホテル(Amarin Nakorn Hotel)
ネットでは「マッサージ、カラオケ、ディスコなどの娯楽施設併設で一人旅の方にお勧め」、 と書いてあったので、久しぶりにお酒でも飲みつつ歌でも聞こうか、と楽しみにして来ました。
「酒をのみつつ歌を聞く?」 「カラオケは歌う場所で、聞く場所では無いでしょう?」 と思われた方。
タイにはカフェーという場所があるのです。 コーヒーが飲める喫茶店という意味では無く、ステージで沢山の歌手が入れ替わりで歌い、それを聞きながら食事をする場所なのです。
客層は基本タイ人のおじ様達が多く、理由としては。。。。まあ、書くと長くなるので詳しくはこの方のブログを参考にして下さい。
私はディスコとかウルサイ場所は苦手で、お酒でいい気分になりながら歌を聞くのが何より大好き。
ギター一本で弾き語りしている店なんて見つけると毎日でも行きたくなります。
今回はそんなカフェーがあるホテルだと書いてあったのでここにしたわけです。
ホテルの裏にバイクを停めさせてもらい。
ホテルに入ると、全く想像していた活気がありません。
活気が無いというか、重いぐらいの静けさ。 「今日は静かですね」とロビーで話をすると、なんと現在改装中で、客は数組のみ。
娯楽施設は全て閉店中でした。
しかしわざわざ新しいホテルを見つけるのも面倒ですので、チェックインをしました。
シャワーを浴び、軽く一杯飲もうと1階レストランに行くも、夜まで営業していませんと断られ。
レセプションでビールが飲める場所を聞いても、この辺何もないよ~ とやる気の無い答えしか返って来ませんでした。
取りあえず町の地図を貰い眺めるとナイトプラザを発見!
ナイトプラザがOpenする夜までちょっとだけブラブラするか、と歩く事20分。
あまりの熱さで汗だくになり、結局ホテルから徒歩数分の普通のカフェでビールと軽食を。
誰もいないカフェで、ビールを2本程飲むと睡魔に襲われました。
そうか。。久しくアルコールは飲んでいなかったな、日暮れまでちょっと寝るか。。。。と部屋に戻りベットに沈み目を閉じます。
普段は子供を挟んで家族3人で寝ています。子供が寝返りする度に蹴られたりエルボされたりする狭さ。
それに慣れていると、こうやって一人で寝る事が実に贅沢で、そして実に寂しく感じるのです。
などなど、一人で物思いにふけっている内に眠りに落ちてしまいました。
しばらくして外の騒がしさで目を覚ますと、外は大雨。
今回の旅は大人しくバイクだけ楽しめという事なのでしょうか。。。
しかし、このまま再度寝るなんて不完全燃焼過ぎます。
小雨になるのを待ち、(酒を求め)とにかく少し歩くと、想像より簡単に見つかりました。
まだ時間も早い為か、客もまばらなバー。
世界中のビールが売っている店のようです。
バンコクにもありますが、こういう店って次はどのビールを飲もうかとドキドキ、ワクワクします。
まだ雨が降るピサヌローク県の道を眺めながら、一人で飲むビール。
横にはカップルが。
因みに、写真左は男になりたい元女性、今ではなんて呼ばれているのかわかりませんが、私の時代では「オナベ」でしょうか。
タイのオナベさんは基本的に男性も羨むセクシーな女性を連れている事が多いのです。
各国のビールを飲み、気分だけ世界旅行をしているとだんだん席が埋まってきました。
※ HPから拝借。 でもまさにこんな感じでした。
20代。バックパッカーの頃なら何も考えずに隣のグループに話しかけ、一瞬で親しくなり、次の店行こう!と肩を組み、彼らの車に乗り込んで朝までディスコなどに行ったりしたのですが、30代後半、そして結婚をすると色々と深く考えてしまうのです。
「グループの中に女の子がいて、奥様が気分を害したらどうしよう?」
「折角バイクで旅をする贅沢な時間貰ったのに、こんな事で険悪になったらどうしよう?」
などなど、【下らない】と思われるかも知れませんが、ビジネスって家族の関係が悪いと成功しないと思うんです。
勿論例外もあるのかも知れませんが、仕事も心も満たされている方って良い家庭をお持ちの方多いように感じます。
そんなこんなと考え過ぎてしまっている内に、私もかなり酔っぱらい、満席の中、心も体も浮いている感じで居心地が悪くなり、大人しくホテルに戻る事にしたのでした。