沢山の人達の間でシェアーされておりますので、既に有名な話かと思いますが、今さらながら素敵だと感じましたので、一人でも多くの方に知って貰いたくこちらに記載をさせてください。
これは2004年、タイのプミポン国王が娘のシリントン王女への手紙の内容です。
娘へ
この世界では、全てのものは常に対をなしている。
闇と光
善と悪
好きな方を選べと言われたら、誰もが明るい方を、良い方を選ぶだろう。
しかし、その願いを叶えるには、明るい方、良い方に向かうには、人を愛することが必要だ。
人を愛することで、あらゆる問題は解決できる。
この世界は幸福で満たされ、平和になり、愛で溢れるようになる。
お前に伝えておきたい。
1. 周りの人をみんな友と思いなさい。共に生を受け、共に歳を重ね、共に痛みを分かち合い、共に
天に召される。過去も、現在も、未来も、いつのときも、全てを分かち合う友だと。
2. 世界の良いところを見なさい。そうすれば世界はより良いものになる。現実をきちんと見ること。そうすることで、問題のあるべき解決策が導き出される。
3. 自分の足で立ちなさい。すでに満たされているのだというベースを自分の中に持つこと。今あるもの、今得られているものに満足すること。それがどうであれそれを受け取る。執着せず、あればいいが、なくてもいい、という考え方を持つこと。身の丈に合ったものに満足すること。持っているものが少なければ、得られるものが少なくても、それで満足すること。
ー 余裕を持つこと。自分を大きく見せないこと。後で困るのは自分自身。
ーそこそこで満足すること、働いて、その働きに見合ったもので満足するということ。
ー 自分自身に見合った立場でちゃんと生きること。
4. ぶれない心を持ちなさい。怠惰は罪であり、勤勉さには価値があると知りなさい。嫌なことがあったときは、またいいこともあるし、楽もあれば苦もある、賞賛を浴びることもあれば陰口を叩かれることもある。ついてないときもあれば運に見放されるときもある。それが自然の摂理なのだ、と唱えなさい。
むやみに嘆いたりせずに、「そういうものだ」と思いなさい。
父より
2004年10月6日
現在シリントン王女は献身的な活動で国民からの人気も非常に高いです。
それは父からの教えを忘れる事なく忠実に実行しているからでしょうか。
身なり格好を気にせずに積極的な活動をされているお姿は外国人の目からみても共感を感じます。