子供の着なくなった服や玩具。
捨てるのは勿体無いですよね。
今回そんな玩具などを持って訪れたのはここです。
ラットプラオの街中のソイの奥にあるこの施設。
มูลนิธิเด็กอ่อนไนสลัม Foundaton for Slum Child Care
2食付き、1日30バーツの負担で入る事が出来る保育所・幼稚園なのですが、一般的な場所とは少し違うのです。
それは全ての子供の両親がある事情持ちなこと。
例えば、両親が離婚、警察沙汰、お金が無いなどは当たり前。
今日玩具などを届けに行った時に、人懐っこく後ろを着いて来た子が可愛らしい女の子。
この子の母親は少し障害を持っていて、更にろうあ者。
話す事が出来ず、お金も無いので道で物乞いをしてその日暮らしをしていたそうですが、心ない人にレイプをされこの子を身ごもったそうです。
この子も両足の長さが少し違うという障害があり、寄付などで集まった施設のお金で通院しているらしいですが、この子にだけお金を使えるわけもなくまだ症状は良くなっていないとか。
そしてあの子は、、などと一緒に行った妊娠中の奥様と色んな子の話を聞いていると、自分達がどれだけ恵まれており、
そして自分の子供も来月生まれるこの子供もどれだけ幸せな生活なんだろう、と感謝や何故か恥ずかしさ、そしてその他色々な感情が湧き出て来ました。
寄付については勿論現金が一番大歓迎だそうです。(今回私もいくらか寄付しましたが、会社で使える領収書も発行されます)
現金以外も勿論必要です。
シャンプーやパンパースなどの日用品や子供用品。
食品ですと職員が毎日子供達のご飯を作るので保存食、乾物などがよいそうです。
※ スナック菓子やKFC、ピザなどは味付けが濃く、幼稚園の食事を子供達が食べなくなる心配があるのでやめて欲しいようです。
この日のおやつ?はママー(袋のラーメン)を炒めたものでした。
ただ、凄いと感じたのは政府から一切の援助も無いこの施設は、職員の給料も含め、全て寄付金だけで賄っているとのこと。
土地も寄付され、建物も4階立てぐらいで3,500万バーツ(約一億円)もしたそうで、全て協賛企業や個人などの好意で建設されたそうです。
内装もかなり綺麗でしたので、せめて家族から離れてここにいる時だけはお腹いっぱいに食べられて幸せな時間を過ごせればいいな、と感じました。
今回自分の子供の年齢と重なっていて色々とショックが多く、写真も取り忘れてしまい、文字だけの伝わりにくいブログになりましたが、興味のある方は訪れてみてください。
私は家も近いので細く長く支援ができればと思います。