我慢は苦手。
痛さに慣れるまで我慢する事は諦め、新しいサドルを買う事で死にかけのお尻を救う事にしました。
こちらが元のサドル。
走行距離10キロ程度で痛くなってきました。
色々と調べ、自分のライドタイプとマッチすると考え選んだのがこちら。
SELLE SMP(セラSMP) ドラコン サドル ブラック
長距離ライド向けで厚みがあります。
尿道にもGood!
取り付けてみるとこんな感じです。
まあ私的には問題のない見た目。
比べてみると全く違いますよね。
骨盤を無理のない姿勢で置けるような感じ。
という事で、新しいサドルの乗り心地を試す為に早速ロングライドに出かけて来ました!
まず車にロードバイクを積み込みバンコクから200キロほど離れたカンチャナブリ県に向かいました。
泰緬鉄道 、木造のアルヒル桟道橋があるタムカセー駅近くにある安宿で一泊。
山の中にある無駄に広い安リゾートです。
お部屋の中。
お、いい感じじゃないですか?
と思ったのも束の間。
大量のアリさんのお出迎え。流石 山の中の宿ですね。自然で溢れています。
トータル100キロ程度で挑戦しようと今回バンコクで色々とコースを考えて来ました。
しかし現地でわかったのですが、そのコースはホテルから出てすぐにある勾配8%程度の坂道が7キロほど続いており。
ホテルに来る途中、車で通った時点で既に心が折れてしまいました。
貧脚の私は無理です。
車でもローギアで登らないといけないような坂道。
7キロも耐えられません。
しかし逃げてばかりの人生も情けない。と自分との葛藤。
ホテルチェックイン後にまずは下調べで7キロの様子を見に行きました。
自転車で走り始めたものの、やはりキツイ!
何度か自転車から下りて歩きましたが、ロードバイク用のシューズは歩きにくく更にきつい。
だめだ。もう引き返そうと何度も思いながら登り続け、なんとか7キロ上り切りました。
しかし。。。この道を再度明日の朝に走るのはちょっと・・・。1回でお腹は一杯です。
という事でこの坂を避けたコースを再構築。
翌朝、日の出と共に出発しました。
結局こんな感じで往復100キロ程度になるようにしました。
(日本で友人と100キロライドした事が多少の自信となりました、こちらの記事でどうぞ)
朝は気持ちいいですね!
行くぞぉー!
バンコクとは違い、車の少ない道。
パオーン!と聞こえる象の鳴き声。
バイクでは何度も来たカンチャナブリですが、この道は初めてでした。
いいですぇ。
直線!
かなり快適。
ひたすら前に進むだけ。
当たり前ですが、アクセルをまわせば進むバイクと違い、自分の足を動かさないと前に進まないんですよね。
それが苦痛であり楽しくもあるロードバイク。
日頃ウダウダ考えていた下らない事もすっかり忘れ 頭の中が真っ白。
ストレスが雪解けのように溶けて無くなっていく感覚です。
日本の四季を感じながらのライドも良かったですが、タイでのロードバイクも悪くないですね。
どこに続く道でしょうか。
なぜか頭の中には斉藤和義の「幸福な朝食 退屈な夕食」が流れていました。笑
気の向いた時に休憩。
大型バイクの時もそうでしたが、どちらかと言えば一人で走る方が気楽で好きです。
団体行動が苦手なんですね。
どこぞの学校の前。
あ、今回大きなミスをしてしまいました。
目的地にしていた洞窟は山奥にあり到着まで結構な勾配!
坂道案内の標識だらけ。
しかしここまで来て諦め切ないので頑張りました。
ふぅ、、到着!
Caveと言う名前の通り洞窟で、到着後 更にそこから階段で山奥に登らなくてはいけなく。
ロードバイクのシューズでは階段を登れませんので、警備員にサンダルを借りました。(ありがとう)
しかしこの階段が貧脚な自分をまたまた追い込む結果に。。。。
登りたくないけど、ここまで来たんだし。ね。
階段を登った頂上には洞窟の入り口が。
正直膝が笑った状態で中の状態なんてどうでもよかったのであまり写真は撮っていません。。
ここで一休みし、残り半分!
ホテルへ向かいます。
ランチは名も無き民家のラーメン屋。
疲れていたから? 滅茶苦茶美味しかったです。
上に乗っている乾燥エビが麺とマッチして美味ぃ!
バンコクから続く線路。
昼過ぎになっていたのでかなり暑かったです。。。
こんな大自然の中なのに観光客が来るまでは鎖に繋がれた象。
なんか可哀想。
今回もサラ(休憩所)で休憩。
やっぱりサラは小便くさい。笑
暑さと体力の限界で結構ヘトヘトでしたが、自分で漕がないと進まないのでどうしようもない。
何とかヘロヘロの状態で100キロ程度完走しました!
アユタヤライドでは10キロ程度で痛くなったお尻も、今回は70キロ前後まで痛みは無く、何度もつりそうになった足も今回はギリギリ大丈夫でした。
結果少し高価なサドルを購入して大正解!!??
後は体重を減らして体力を付ければもっと遠くまで行けそうです。
〜今回のライドについて〜
1、同じ事を書きますが、さすがトレックのドマーネ!笑 乗りやすい!
2、肉厚サドル最高。
3、田舎の裏道はかなり走りやすいです。
しかし田舎の民家に入ってしまうとダラダラと家の前で寝ている犬が一気に起き出して追いかけて来ます。
今回少なくとも8回は追いかけられ どうにか逃げ切りましたが、その内一回はかなり大きく速い犬で前に回り込まれ自転車を止められてしまいました。
飼い主が助けてくれなかったら噛まれていたかも。
恐怖・・・。 犬撃退の超音波?とか売ってないですかね。。
4、カンチャナブリはかなり走りやすい県でした。ヒルクライムも永遠と続く直線も観光地も有ります。
次回も走りたいです。が、バンコクから車でまったり3時間程度かかるので移動がしんどいです。
さて、次はどこを走りましょうか?!