バンコクから約860キロ離れた場所、ミャンマーとの国境近くにある Doi Ang Khang (ドイ アンカーン) という場所にバイクで行った事があります。
ドイアンカーンはタイの農業・酪農・水産物などの技術の向上や普及を目的としたり、少数民族の生活自立援助等の為に、王室主導で行っている様々なタイ王室支援プロジェクトを初めて立ち上げた場所です。
チェンマイ市内から約140キロ、海抜1400メートル。 1月、2月は気温が2℃ぐらいになるとても寒い場所なのです。
そして自分が期待していたのが、ここで有名な桜!
見てください。
多分バイク好きな人なら分かってもらえると思います。
いや、バイク好きでなくても渋滞天国のバンコクに住んでいたら、肌寒く、霧に包まれたピンクの山道。
絶対憧れると思いますが、どうでしょうか。
バンコクから完全防備で向かったドイアンカーン。
こんな感じで荷物をグルグル巻きにして準備をしました。
そして今回は山奥過ぎるので、Iphoneの充電がバイクのバッテリーからできるようにし、それで常にグーグルマップで現在地を確認。
これで迷う事は無いはずです。 電波さえ届けば。。。
まずはバンコクから約700キロの距離にあるチェンマイまで一気に向いましたが、途中でトラブル発生。
古くなったバイク用ブーツがこのような状態に。。
前も剥がれて来て。。もう少しでベロンと下が全て取れそうに。
出発したばかりの今じゃなくてもいいんじゃない?
かなり運転し辛かったのですが、何とかチェンマイ市内に到着。
町中を走り回り、どうにか道端の靴修理屋を見つけました。
タイでは良くこんな修理屋が道端にいますよね。
しかし、バイク用のブーツは長すぎて修理できず。
強力なノリを塗ってもらい、↑ コレ できつく縛りましたが、結局地面に底が当たると熱でプラスチックが溶けてしまい意味がありませんでした。
仕方がないので、この状態で騙し透かしこの旅を乗り切る事に。。
チェンマイからドイアンカーンまでは距離にして約160キロ。
途中でカフェショップで休憩をしたり。
タイの北部ってコーヒー豆で有名なんです。
田んぼに囲まれたカフェで飲むコーヒーは美味い!
平坦な道なら2時間程で到着するのですが、ドイアンカーンに近づくにつれて激しい山道となり。。。
こんな道で前に遅い車がいてバイクが止まった場合、本当に怖いのです。
拾い物の写真ですが、こんな感じの道もあり。。
距離からしてガソリンは大丈夫なんでしょうけど、山道だと燃費が悪くて常に残量を気にしていました。
一人で写真撮影をしながら向かいましたので、かなり時間がかかってしまいましたが、
特に急ぐ旅でもなく。
ドイアンカーン!
乗り物で行ける最終地点はこんな感じでした。
上はグーグルマップのストリートビューの写真より。
これは実際に自分で撮った写真。 当たり前ですが、同じですね。
乗り物で行けるのはここまで。
ここに車を止め、この裏手にあるゲストハウスまで歩くのです。
今回お世話になったのは、ここ。
この場所で一番大きいのかも?
自分が行った時はシーズン前の為、ほとんどお客様はおらず、価格も1000バーツ以下でしたが、シーズンになると予約すら取りにくい状態だそうです。
12月~2月に訪れたい人は早めのご予約を!
駐車場から更に坂道を上りますのでお年寄りの方にはキツイかもしれません。
因みに、こんな感じの坂。。。
テレビ、冷蔵庫、温水もあり、かなり綺麗でした。
小さな町の中には中国語が多く、お茶屋さんも多くありました。
旅館。
レストランもシーズンオフの為、お客様は少なく。
現地で採れた野菜を豊富に使ったメニューが目立ちました。
キノコ炒めを注文したのですが。。。
野菜と同じ色の超辛いトウガラシが紛れ込んでおり。。一個一個探しながら食べていました。
路上では山間民族の人?がお土産を売っていました。
スズメバチをパッキングした物や、蜂蜜などなど、自然から得た物が多かったです。
夜は早い時間から店は閉まり出し、とても静かでしたが、これもシーズンオフだからでしょうか。
左が日暮れ前、右が日没後です。
この店は開いていましたが、その他は真っ暗。
右の写真の左奥に見える小さな明かりが今回止まったゲストハウスのものです。
10月でしたが朝は結構寒く、寒さで目が覚めました。
本当はもっと早起きして、日の出を見る事ができる山奥のスポットに行く予定だったんですが寝坊をしてしまい。。
因みに今回は時期が早すぎて桜は見る事ができませんでしたが、シーズン前という事もあり、まるで貸し切り状態の道でした。
多分シーズンになると車や人で溢れるのではないでしょうか。
しかし是非是非、皆様機会があれば訪れて欲しい場所の一つです。
仕事やネットから解放され、ただただのんびりと過ごしてみませんか?
ドイアンカーンの写真が沢山あるサイト見つけましたので、是非!