旅が好きです。
はっきり言ってバイクの事は知りません。 故障しても一人で修理する事なんてできませんし、バイクについての会話は一切理解できません。
「毎日の日常から抜け出すための道具としてのバイク」という位置づけなのです。
と言う事で、時間を作り長旅をしてみました。
コースはこんな感じです。
南部はナコンシータマラート県、そして東北部はラオスの国境近くウドンタニ県、そしてそのままミャンマーとの国境メーソット。
このコースは一度南下し、再度同じ道を通って北上するというかなりの無駄がありましたが、どうしても昔訪れた場所に行きたくて南下をしたのです。
タイの道はこんな感じです。
大きな町と町をつなぐ道には信号も無く、ひたすら直線が続きます。
勿論オービスがあるわけでもなく、覆面パトカーがいるわけでも無く、通常最低120キロぐらいのスピードで走っているのです。
しかし120キロのスピードで右車線を走っていても後ろから「遅い遅い!」とパッシングされ衝突ギリギリまで煽って来るので
日本慣れをした方には慣れるまでは怖いかも知れません。
一応日本から来ましたよ~という事をアピールする為に、国旗のシールを貼りました。
足にはバイク用のブーツを履き、膝のガードを付け、上は肘、肩、背中のプロテクターが入った服を着ています。
万が一の事故を考え、やはり完全防備で挑む事が必要です。
若い頃とは違い、仕事も家族も持った身ですので、ヤンチャな運転をして事故をしました、なんて無責任な行動はしてられないのです。
しかしこれだけの装備を身に着けると、あまりの暑さに頭がボ~っとしてくるので、引っ切り無しにガソリンスタンドに入り顔を洗ったり、水分を補給したりしていました。
いつでも水が飲めるように荷物に挟んでいますが、すぐにお湯に。。
自分の旅は大まかな方向だけ決め、基本は疲れるまで走り、疲れたら近くの町でホテルを探す。
そして美味い物を食べ、お酒を飲み、後は寝る。
そんな自由でノープランの旅なのです。