2016.02.24

ピロック(カンチャナブリ)②

窓は開け網戸だけで寝ました。

夜風が部屋に入り薄い毛布を2枚使って丁度良い感じ。

6時に起きて朝食を探しに行きます。

これも田舎の朝食では定番でしょうか?

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目玉焼きの上にハムなどを乗せて焼き、醤油と胡椒で食べます。

大食な私には屁の突っ張りにもなりませんが、あまり食べ過ぎると運転中眠たくなるのでこれで我慢。

さて、出発です!

今日はノープラン。 奥様からもう一泊OKの許可が出ていますが、まあ何も決めずに気の向くまま走ってから決めましょう。

さようならピロック! またいつか来るかもしれません。

適当に走っていると。。。

ん?? ん?んんん??

放し飼いの、象?!

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初めて見ました。いるんですね。放し飼いの象なんて。

近寄る勇気はありませんでしたが。

信号も対向車も無い一本道。ついついスピードが出てしまいます。

ピロックへ行く途中に見かけた場所に立ち寄ってみました。

何でしょうか?

目の前に見えて来る大きな壁。

ちょっと登ってみましょう。

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ダム。

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ダムってちょっと怖い。

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一人ボートで浮かんでいたら怖くて気が狂いそう。

場所はここです。

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赤丸の場所。

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大きな湖ですよね。

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次に訪れたのは走っていてたまたまた見かけた洞窟。

ここから先は徒歩。

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こんな感じの山道を10分ぐらい登ります。

バイク用のブーツで登りにくいし、誰もいないしでドキドキ。

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登り道

こんな所で殺されたら、、、なんてまた変な想像をして更に怖くなったり。

上には祠があり、その横には

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見落としそうなぐらいの入口。 洞窟と言われなければ気づかないかも。

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セキュリティー?の人がどこからかタイ人5名ほど連れてやって来て案内をしてくれました。

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女の子4名男1名のグループ。

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これは指を上に指しているような感じ、これは仏像が拝んでいる感じ、などなどイメージを膨らませながらの説明が続きます。

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私は山登りで汗だく。その説明よりもとにかく休憩したかった。

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コウモリがビッシリ。

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帰る時にこのグループの中の一人の子に一緒に写真撮ってくださいとお願いされ、こんな中年でもいいんですか?なんてまんざらでもない気持ちで心の中ではニヤニヤしてた私でした。

しかし既婚者には関係の無いアバンチュール!

次に向かって走りましょう!

休憩がてらにグーグルマップを見てコースを決めます。

よし、これで行こう!

湖に沿って北上し、そして帰って来る。

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でも460キロ、約7時間。ちょっとしんどいかな。

取りあえず考えていても仕方ないので走れる所まで走ってみよう!

(最悪どこかでもう一泊してもいいのだから)

エレファントキャンプを見かけたので立ち寄り。

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お客様に聞かれた時の為に価格を聞いてみます。

象に乗って川で水浴び1500バーツ!

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あ、ここにも象に注意の看板。

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途中リゾートっぽいのがあったので横路に入ってみます。

こんな道の先にリゾートあるの?

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あった!しかも観光バスで結構タイ人が来ている!

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この写真では見えにくいですが、湖に浮かんだ宿。

多分こんな感じの大勢の友達と行くようなリゾートでしょう。

一人好きな私には関係の無い場所です。。

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しかし結構走った気持ちになっていても全く距離が減って行きません。

勿論実際にはしっかり前に進んでいますが、あと400キロ!?とか考えていると気持ちで疲れてきてしまい。

たまたま見たフェリーに乗って向こう岸に渡る事に。

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でも、よくよく考えたら渡った所で北上している限り家から遠ざかっているんですよね。

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ここ渡っても根本的な解決にはなっていない。

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ほら。赤い線のフェリーで渡ってもたった30キロが短縮されただけ。

nnn

フェリー乗り場。

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ボロいけど大丈夫?

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タイでは初フェリー

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数台のバイクと共に。

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出発!

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さようなら。

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そして向こう岸こんにちは。

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むき出しのエンジン。

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あと300キロ以上あるのか。。。なんか疲れたな。

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またグーグルマップを広げて見ます。

あれ? よくみたら今渡っている下の赤丸のフェリーの後、更に湖を横切るフェリーもあるじゃないですか。

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じゃあこれで本格的に向こう岸に渡ってカンチャナブリ市内を通って帰ろう!

ナビに次のフェリー乗り場を入力し出発。

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本当にこんな場所にフェリー乗り場があるの?

一切誰ともすれ違わないんだけど。こんな所で殺されたら

なんてまた変な想像で不安になってしまう自分。。。

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小心者の私ですが、それでもドキドキしながら先に進みます。

着いたようですが、、、、だ~れもいない。

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近くに1軒だけあった民家の人に聞くと、もう少ししたら来るよ~、と。

あ、来ました。。。

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バイクを載せた後、運転手はご飯食べて来るとどこかへ消えて行き。

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船に一人。

靴も靴下も脱ぎ、ゴロっと横になります。

岸は砂と枯れた木が生い茂り、反対側は湖。

ゆっくりと揺れるフェリー。

本当にただ一人の空間。

運転手のおやっさん、本当に帰って来るのかな。。。

なんて思っている内にどうやら寝てしまったようでした。

気付くと既にフェリーは出発しており車が2台。

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原付が2台。

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みんな寝ていました。

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約50分程度で向こう岸に到着。

そこからは2つのルートが考えられます。

① 山越えでサイヨーク方面のメイン通りに出る。

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②湖に沿って南下する。

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距離は同じぐらい。

じゃあ、真っ直ぐ行ってみるか、と先に進むも。

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対向車ゼロで砂利道、所どころ石の露出ありな林道というかなんというか。

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あまりスピードを出したてパンクしたら大変なので、ゆっくりと走りますが、走っても走っても先が見えない。

そして悪い癖でまた想像をしてしまう。

「このままずっと直進し、通行止めとかだったらどうしよう?」

「パンクして日が暮れたら電気も無い山の中で一人!?」

「手持ちの水もさっき全部飲んじゃったし。。」

「もう15時、日が落ちる前にメイン通りに出ないと」 などなど。

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と不安に感じている時に運よく1台の対向車が!

その車にカンチャナブリ市内は直進で行けるか聞くと。

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「いやいや、こんな道止めた方がいいぜ!? この先さらに悪路だからもう1つのルートにしな!」

とアドバイスをされました。 ラッキー。。

もう1つのルートはしっかり舗装されていて凄く走りやすったのです。

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途中滝が有名な国立公園の中を通り。

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食事もして

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家へのお土産も買って

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日が暮れる頃、無事カンチャナブリを通る事が出来。

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山の中で道に迷わなくてよかった~。

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2日間の合計は約900キロ。

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自分的には内容の濃いツーリングでした。

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本当はもっとアドベンチャーな道を進んで行きたいのですが、海外で1人だと何かあった時に対処が出来ないと思うのです。

電気も電波も無い山の中でバイクが転倒したら?

転倒したバイクで足骨折したら?

人がいる場所まで歩いて数十キロですので骨折した足では無理です。 300キロ近いバイクを一人で起こす事も出来ず、真っ暗なその場所で次の誰かが通るまで座って待つのです。

そんな「もしもの事」を考えると、これぐらいのプチ冒険ツーリングが限界でしょうか。

あと、今回カンチャナブリーを走って思ったのですが、カンチャナブリーってまだまだ広く奥が深いですね。知らない道や知らない場所がまだまだ沢山あります。

次のツーリングが楽しみ~。