2016.10.17

国王崩御、訪タイについて

先日2016年10月13日のタイ王国、プミポン国王崩御のニュースは既にご存知かと思います。

これに伴い、沢山の憶測や風評被害が見受けられます。

各々がインターネットを通じて得た情報などあるかと思いますが、ここは一度落ち着いて現状を把握していただければと思います。

あるタイ在住者ではない知り合いが、「元タイ在住者の知り合いが言っていたから」 というあまりにも出処が不明な噂を信じ、フェイスブックなどで 「タイが終わった、暴動、内乱、在タイ者は危ない」 など書いていましたが、こういう無責任な発言は非常に腹立たしい思いです。

タイ在住者目線では、歓楽街は自粛に伴い先日の日曜日10月16日まで休業している店もありましたが、その他の場所では全く通常通りです。

タイ政府も本件で経済をストップさせないで欲しいと要請していますし、タイ国政府観光庁(TAT)はタイ訪問者に通常の旅程継続を呼びかけております。

無責任な発言をし訪タイを自粛するのではなく、政府の発表に気をつけながらいつも通りの生活をしていただければ、と感じます。

 

【服装】

政府機関などの公的機関は10月14日より一年間喪に服した服装を着用する事と発表がありました。

一般の方は特に強制ではありませんが、出張や観光の方は派手な服は避け、黒目の色を選び着用される方が無難など思います。黒服が無い方は黒リボンの喪章で問題はありません。

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私達日本人には理解が出来ないかも知れませんが、タイ人にとっての悲しみは年齢、世代を超えてあまりにも深いものです。 自粛するのではなく、取引先にある国王の写真の前で手を合わせるなど、悲しみを分かち合う事の方が意味があるのではないでしょうか。

 

【タイ人との会話】

「タイで 国王、王妃、王位継承者あるいは摂政に対して中傷する、侮辱するあるいは敵意をあらわにする者は、何人も三年から十五年の禁固刑に処するもの、、、」という不敬罪があります。

今回の一件や、どこかで拾って来た噂など、つたない言葉でタイ人に聞くのは誤解を受ける可能性もありますのでそっと見守る事をお勧め致します。

 

【予約状況】

都レンタカーでは先週の土曜日、日曜日はゴルフのコンペなどがキャンセルになったため、沢山のキャンセル依頼がありましたが、本日10月17日からは特にキャンセルも無く、新規予約も次々と入り通常通りの状態です。 今週も満車に近い日もありますので、通常通りお早目のご予約をお勧め致します。

 

【観光地】

コンサートや派手なお祭りは今年は中止になる事が多いかと思いますが、水上マーケット、象乗り、その他の有名な観光地は通常通り営業しています。 タイ人も悲しみの中、明日の生活が待っています。観光客の自粛で収入が無くなる事を誰も望んでおりませんので、いつも通りの観光予定でお楽しみください。

 

【市内観光】

ワット・プラケオ、王宮は王室葬儀のために10月20日特別休館となります。

上記お寺周辺はタイ全土から訪問する人々で非常に渋滞しております。 特に土日は渋滞・交通規制の関係で駐車場確保ができません。

レンタカーで行かれた場合、再度下車された場所にお迎えに上がれるかお約束できませんので、王宮周辺の観光はお断りさせていただく事もございますので、一度ご相談ください。

 

以上、簡単ではありますが近状を報告させていただきました。

 

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